厳しい寒さの冬が終わり、住宅街を歩いていると、どこからか沈丁花の香が漂ってきます。とてもよい気持になるとともに福永武彦の「草の花」の一節を思い出します。

3月は別れの時、そしてまた新しい出発の時でもあります。ただ今年、3月10日の東京大空襲や11日の東日本大震災の惨禍を例年以上に感じたのは、連日報道されるウクライナの事が影響しているのでしょうか。21世紀の今、あのようなことが起こるとは信じられない気持です。同窓会のK.S.ファンドではウクライナ難民のための寄付をいたしました。一日も早い平和の回復を祈らずにはいられません。

3月4日に高等学校、10日には大学の同窓会入会式を無事行う事ができましたのはコロナのためできなかった年もありましたので感謝でした。
11日は大学の卒業式に参列いたしました。黒のガウンに身を包んだ卒業生のなんと凛々しく爽やかだったことか。大日向雅美先生の「しなやかに凛として」の教育が生きていると感じました。
16日は高等学校の卒業式でした。席をあけて、家族の参加は1人のみ。讃美歌、校歌は1節だけでした。そして「光よ」は先生方が歌うという、例年とは違う形でしたが、合唱も感謝の言葉も素晴らしく、改めて恵泉で学ぶことの恵みを感じ、感激した次第です。感謝会では再来年の「はたちを祝う会」礼拝でお会いしましょう、と伝えました。どのようにみなさまが成長しておられるか、今から楽しみです。

そして4月6日は世田谷キャンパスで中学校の入学式がありました。新入生を迎えるための桜はまだ咲いています。新しい生徒たち=未来の同窓生を迎え、にぎやかな春が始まります

今年度の総会・ホームカミングデーは5月21日 (土) に世田谷キャンパスで開催します。礼拝のお話は中学・高等学校で聖書を教えてくださっている須田則子先生にお願いしました。ホームカミングデーでは講演会を行います。恵泉女学園の誕生とその時代を描いた大河小説『らんたん』の著者、柚木麻子さん(高校52)にお話をいただきます。

コロナの状況が未だわかりませんが、無事開かれることと、多くの方々の参加を願っております。

2022年4月11日 

同窓会会長 塚本康子(高校17)